「不動産投資の営業電話、何回断ってもかかってくる。しつこい。どうすれば止まるんだ」
この記事は、そんな方のために書きました。
鍛太(けんた)です。京都・大阪で投資用マンションを売っている現役営業マンです。つまり私は、その電話を「かける側」の人間です。
かける側だからこそ知っている、電話が止まらない理由と、本当に効く断り方を本音で書きます。
結論:しつこい営業電話を一発で止める断り方
先に答えです。読者のみなさんが一番知りたいのはここだと思うので、もったいぶりません。
効く断り方:「これ以上の勧誘なら、行政に報告します」
実は、宅地建物取引業法という法律で「断った人にしつこく再勧誘すること」は禁止されています。
そして不動産会社は、都道府県や国土交通省の出先機関(地方整備局)から免許をもらって営業しています。ここに勧誘の苦情を入れられるのは、会社にとって免許に関わる大問題です。
だから、電話でこう言ってください。
「勧誘はお断りします。会社名とお名前を教えてください。次にかかってきたら、免許行政庁に報告します」
正直に言います。営業マンは、多少の断り文句では引きません。でも、行政の名前が出た瞬間に営業はできなくなります。これは現場の人間として断言できます。
効かない断り方:「忙しい」「考えておきます」「お金がない」
逆に、よく使われるこの3つは、ほぼ効きません。
- 「今忙しいので」→「では改めてお電話します」につながるだけ
- 「考えておきます」→ 営業マンの耳には「見込みあり」と聞こえます。かけ直しリストに残ります
- 「お金がない」→「だからこそ投資で備えましょう」という切り返しの入口になります
断るなら、「興味の有無」ではなく「勧誘自体を拒否する」と明確に伝えること。これが分かれ目です。
なぜあなたに何度も電話がかかってくるのか
「なんで自分ばかり」と思っている方へ。理由ははっきりしています。
あなたが「属性の高いリスト」に載っているから
営業側は、誰にでも電話をかけているわけではありません。
私の現場の話をすると、電話営業でアプローチするのは、医師や高額納税者など、金融機関の融資がつきやすい人たちに絞っています。つまり、しつこく電話が来るということは、あなたが「融資が通る人リスト」に載っているということです。
電話が続くのは、あなたが騙されやすそうだからではなく、「売れる確率が高い相手」だからです。
「断られてもかけ直す」のが仕事の設計になっているから
営業電話は、1回で決まることを想定していません。何度か接触して関係を作り、タイミングを待つ設計です。だから曖昧な断り方では、「今回はタイミングが悪かっただけ」と処理されて、リストに残り続けます。
電話でよく使われる営業トークの裏側
かける側が使う定番トークの意味も公開します。これを知っていれば、冷静に聞けるはずです。
「お客様を厳選しています」の裏側
「弊社は誰にでも売りません。物件を長く持っていただける、モラルのある方を厳選しています」
こう言われると、選ばれた側は少し嬉しくなります。でも冷静に考えてください。厳選しているなら、そもそも面識のないあなたに電話をかけません。
これは「あなたは特別」と思わせて、話を聞く姿勢を作るためのトークです。
「今回は特別に」「◯戸だけ」の裏側
「本当は自社で保有する予定だった物件ですが、今回◯戸だけ特別に販売することになりまして」
「既存のお客様限定のご案内です」「新規のお客様限定です」
限定と言われると、人は話だけでも聞きたくなります。でも、本当に誰もが欲しがる物件なら、電話営業で見知らぬ人に案内する前に売れています。「限定」は希少性を演出するための定番の型だと思ってください。
しつこい電話に悩まされないための予防策
- 物件サイトや資料請求で、電話番号の入力が必須のサービスには気軽に登録しない
- 一度でも「検討します」と言うと再アプローチの根拠になる。断るなら明確に
- 職場に電話が来る場合も、対応は同じ。「勧誘拒否+行政報告」を伝える
それでも不動産投資に興味がある方へ
誤解しないでほしいのは、不動産投資そのものが悪いわけではないということです。問題なのは、「相手のペースで、急かされて決めること」です。
興味があるなら、電話で押し切られて聞くのではなく、自分のタイミングで、自分が選んだ会社の話を聞きに行くほうが、圧倒的に立場が強くなります。急かされない場で、複数社を比較する。これが営業マンとして一番おすすめできる、後悔しない順番です。
まとめ
- しつこい再勧誘は法律違反。「行政に報告する」が一番効く断り方
- 「考えておきます」は逆効果。かけ直しリストに残る
- 電話が来るのは、あなたが「融資が通るリスト」に載っているから
- 「厳選」「限定」は話を聞かせるための定番トーク
- 興味があるなら、電話ではなく自分のペースで比較する
かける側の内情を晒すような記事ですが、それでも書いたのは、知識のない人が押し切られて後悔するのを見たくないからです。
きれいごとは言いません。一緒に知識を鍛えていきましょう。
▼次に読む:電話勧誘ではなく、自分のタイミングで、自分が選んだ会社に話を聞きに行く。その会社の選び方はこちら。


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