「新築だから安心ですよ。誰も住んでいない、きれいな状態ですから」
鍛太(けんた)です。京都・大阪で投資用マンションを売っている現役営業マンです。
今日は新築マンション投資の話を、売る側の視点で正直にします。
結論から言います。投資目的で新築ワンルームを買うのは、おすすめしません。
理由は一つ。買った瞬間に、価格が1〜2割下がるからです。
新築価格に含まれている「建物以外のお金」
新築マンションの価格には、こういうものが上乗せされています。
・テレビCM、チラシ、ネット広告などの宣伝費
・豪華なモデルルームの建設費と人件費
・販売会社の利益
これらは「新築プレミアム」と呼ばれます。物件そのものの価値とは関係ない、”売るためのコスト”です。
そして、あなたが鍵を受け取った瞬間、その物件は「中古」になります。次に売る時、新築プレミアム分は誰も払ってくれません。
数字で見る「スタートの遅れ」
仮に2,500万円の新築を買ったとします。
購入した瞬間の市場価値が2割減なら、2,000万円。つまり、スタート時点でマイナス500万円です。
このマイナスを家賃収入で取り返すのに、何年かかるでしょうか。
月々の手残りが2万円なら、年間24万円。500万円を埋めるのに約20年です。
これが「新築は出口で苦労する」と言われる理由です。
「自分で住む」なら話は別です
誤解しないでほしいのですが、マイホームとして新築を買うのは全然アリです。
新品の設備、誰も使っていない空間。その気持ちよさには、お金を払う価値があります。
問題は「投資」の場合です。投資は数字がすべて。気持ちよさは家賃を1円も上げてくれません。
それでも新築をすすめられたら
営業マンにこう聞いてみてください。
「この物件、5年後にいくらで売れますか?」
具体的な根拠と一緒に即答できないなら、その物件の出口は誰にもわかっていないということです。
私自身、売る側にいるからこそ言います。新築か中古かではなく、「いくらで買って、いくらで貸せて、いくらで売れるか」。この3つの数字で判断してください。
まとめ
・新築価格には広告費と販売利益が乗っている(新築プレミアム)
・買った瞬間に中古になり、価値は1〜2割下がる
・そのマイナスを家賃で埋めるには長い年月がかかる
・住むなら新築もアリ。投資なら数字で冷静に
きれいごとは言いません。一緒に知識を鍛えていきましょう。
▼次に読む:新築ワンルームを勧めてこない会社を選ぶのが、一番の防御です。選び方はこちら。


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